AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

スズキSX800R キャブレターOH

取り敢えず間に合わせで1台だけ修理。

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此方は混合燃料を抜かなかったらしいが?
何れにしても、エンジンが掛らないので取り敢えずキャブレターのOH・・
因みに、此方のエンジンはクランクケースリードみたい?

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キャブレターは前回整備したロビンEY15D(エアスクリュウ無)と同じ仕様のミクニ製。
分解して見ると汚れは有るが、思った程の汚れは無く、固着の症状も軽い・・
ニードルバルブのスプリングが固着していたのでラジオペンチで挟んでグイッと回転、固着は解消した。

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パイロットジェットの小穴(0.3位?)を確認,メインジェット、メインノズル等

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全てのジェットの貫通を確認する。

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エアの通路の導通も確認し、オーバーホールは終了。

因みに、スロットルバルブ全閉時、チョークの穴はスロットルバルブにより1/2遮断された状態になる。
この状態はチョーク側の穴のみ機能する感じだが、チョークとパイロットエアの通路は内部で繋がっている為、実際は低回転時スロットルバルブがこの2つの穴を開閉してパイロットエアを調整する感じだと思う?
よって、スロットルバルブ全閉時であっても、チョーク機能はチョークレバーを引きメインボア内が負圧になった時、チョークが機能する物と考えられる?

点火系は、電子点火の為、殆どの場合フラマグのAC-CDIでメンテナンスフリー。
端子部の接触不良等を除き、余程の事がない限り点火系の不具合を考慮する必要はないと思う?
スターターを引きプラグへ火が飛ぶ事を確認し、不具合無しと判断した。

今後の作業として、エアクリーナースポンジ交換、燃料コックOH。
古い燃料を排出し燃料タンクの掃除を行った後、新しいガソリンでエンジンスタート予定。