AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

サビ取り その2

洗浄剤をポリタンクに移した後、サンポール溶液をタンクに投入。
溶液がタンク上面に接するよう、空気を抜きながら給油口の上面まで入れるが、処理中ガスがタンク上面に溜まる為、その都度給油口から溢れそうになる。
イメージ 5そもそも、角タンクの給油口周りの形状が悪すぎる…プレス型により少し落ち込んでおり、給油口の内部でそこから更に5ミリ程下がる。
結局のところ…玄関がサンポールの海になる事数回…

イメージ 1 給油口に丁度良くはまるサイズの、配管連結用のゴムを見つけ給油口に付けて見る。
多少かさ上げになったが、一寸気を抜くと直ぐに溢れて来る。
コマめにタンク上面のガスを抜くか、エア抜き用シュノーケルのような物を付けると良いのだろうが…

結局、サンポール処理は5日以上漬け込んだ後
サンポール溶液をポンプで抜き、中和させる為、洗浄液を投入。
給油口から見える範囲のサビは、落ちていた事を確認。
2日後、洗浄液を抜き、亜鉛入りラストリムーバ投入、リン酸塩皮膜処理を行う。

イメージ 4押入れケースにヒーターでお湯を作り、タンクの外側から加温する。
本来であれば、リン酸塩処理は漬け込みが理想だが、漬け込むだけの量が無い為
タンクを上下、左右、前後に分けてリン酸塩処理する事にした。

イメージ 2
給油口周りは、サンポール処理の間はサビで真っ赤になるが、このサビは柔らかいので指で擦っただけで取れてしまう。
給油口の周りに所々サビが厚くなっている箇所があるのでワイヤーブラシを掛けて落としました。
その後、ラストリムーバを塗りながらブラシで擦るとすっかり綺麗になった。
画像は、リン酸処理後の給油口
ラストリムーバを抜いた後は洗浄を行い、防錆の為CRC6-66をスプレーしている。

イメージ 3タンクの見えない所をカメラで確認してみると…(汗)
だめだこりゃ…
画像は、タンク上面後方
全体的に言うと、タンク底面から中位の位置まではサビは取れているが
中断から上の部分はサビがまだ取れていない。
だが、このサビは擦ると取れてしまう位の柔らかいサビ。
見た感じでは、サビ取り前より酷くなってます…(爆)

何とかしないと(汗)

原因は、いろいろ考えられる。
問題は、このサビが何時から存在していたのか?と言う事。

サンポール処理の最中もタンク上面にサンポール溶液が接していなかった可能性が高い事。
サンポール処理中もタンク上面のサビを増やしていたのかもしれない…
サンポール処理から中和工程の作業が遅かったと言うことなのか?
だが、リン酸塩皮膜処理過程に於いてもサビは除去されるはずなのだが…どうなのだろう?
どちらにしても、どうせサビ除去の確認を行うのなら、サンポール処理のあと中和処理を行った段階で行うべきだった…

現在再び洗浄剤を投入し、脱脂を行っているところで、数日間の脱脂洗浄後、再び内部の確認を行う予定。

多分少数派だとは思うが、無水リン酸をビンで購入し、タンクのサビ取りを行っている人がいる。
私もリン酸を購入して、思う存分サビ取りしたい衝動に駆られていたので、近くの薬局に言って聞いてみたが
現在近場で購入出来そうな場所はないようで、劇毒物でもあるリン酸を手に入れるのはかなりむずかしそうだった…残念。