AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

テストツーリングでトラブルの連続に・・・

今日は、フォークのリセッティングのテストを兼ねて箱根へツーリングに行く事にした。

西湘バイパスを通り、御殿場から芦ノ湖スカイラインを下り、大観山で遅めの昼食を取った後、椿ラインにも行く予定を立てた!

燃料を満タンにする為にGSへ向います。
異変はGSを出た直後、フロント周りの異変に気付いたのでした。
この日も猛暑だった事もあり、調度良い日陰を見つけ、RDを停車させる事にした。
フロント周りから振動が発生するのだが、最初の内は原因が解らず、キャリパーが緩んでるのか?と思った。
ここは先日、トルクレンチで間違いなく締め付けている!
確認すると、ボルトはやはり緩んでいない…?
その後、RDを押し歩き、ブレーキを掛けると物凄い振動が出る事が解った。
この振動は過去に経験があった…(車で)
ブレーキパッドを確認する為に取り外して見て、私は唖然とした!
内側のブレーキパッドが裏表逆になっておりメタルパッド状態になっていた…(汗)
あまりの猛暑に判断を誤ったという事か?なんとも単純なミスだった(苦笑)

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ディスク表面には、若干の傷とバックプレートが削れた鉄粉がこびり付いていたので、取り除いてからパッドを正規の状態に組んで置いた。

気を取り直し、箱根に向かいます。
向かう途中までの猛暑と大渋滞で、既に疲れ切っていた私は、休憩する為に国府津PA目指しました!

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西湘バイパスに乗った直後、様子を見る為、しばし停車。

国府津PAへ着くなり、麦茶をガブ飲み状態に・・・
体温を下げる為ソフトクリームも購入、日陰で体を休めます。
国府津PAは、正にオアシスとなった!!

国府津PAでは、今年の大観山ミーティングにRD125で参加しようと思っていた、と言う人に声を掛けられた!
話を聞くと、なかなか手付かずで見通しが立たない様子だった。
彼は、かなり年季の入った略ノーマルのZ2に乗って来ており
聞くと20年乗っていると言う事だ。
騙し騙し乗ってるんですよ!なんて言っていたが、本当に好きなのだろうと思う!!
簡単なアドバイスをした後、来年のミーティングでの再開を誓い合い、国府津PAを後にした。

ここまでRDのエンジンだが
渋滞の中シリンダーヘッドの温度は、暖気後も130度前後
西湘バイパスで速度も上がり、6速、6000回転で160度前後を維持
追い越し等でレッドゾーンに入れた場合のみ、160度以上を超える感じである。
上の方は薄い感じもあり、回し過ぎない様に、高回転維持の時間を常に気にするようにしていた。
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毎日の全国データ一覧表(日別値:2010年08月17日)

私は道をよく間違える!
今回も例によって、西湘バイパスの早川ICを右に折れた後、やってしまった!
国道1号に降りる手前で、何故か小田原厚木道路へ乗ってしまったのだ(汗)
そして何故か?次の荻窪ICで降りずに小田原東ICまで行ってしまった…
無駄な料金を往復払いUターンする事になった。

そして、今回最大の問題が、その後発生する。
突如エンジンがスローダウン!
RDが減速したのでした!!
過去、ピストンに穴が開いた時と比較しても、更にエンジンが吹けなくなっていると感じる…
片肺になった事による、ポンピングロスが原因?と思われた。
ピストンに穴は開いていないと言う事か…?
いろいろな事を考えて走る。
この時点で点火系が怪しい事は、大体検討が付いていた。

次の荻窪ICで降りるまでの区間では、上り区間もあったので必死である!!
こんな所で停止したら、二度と発信出来なくなる事が予想できたからだ。
とにかくパワーが無い為、速度を落さないよう最適なギアを選び、細心のスロットルワークを心がけた。
ラフなスロットルワークは、即減速に繋がるからだ!

ヒヤヒヤしながらも無事、荻窪ICを出る事が出来た!
と、同時に、程なくRDのエンジンも停止…
日陰を探すと、無人の野菜販売所を発見!その横にRDを止める事にする。

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よく見ると、販売所は既に朽ち果てそうな感じだ。
その陳列棚に、ヘルメットやウェア、タンクバックを下ろす事にした。
一息付いた後、プラグを外してチエックする。
アルミの粉等、ピストンが溶けた形跡は左右共に見られない事を確認した。
失火しているのは左側である。
次にタンク下の配線を確認する為、RDのタンクを外して行く。
イグニッションコイルの焼けを確認する為に+側を左右入れ替えると点火する。
つまりイグニッションコイル以降は問題なし。

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この時点で問題箇所は、CDIからイグニッションコイルのまでの配線か?
DC-CDI本体左バンクの高圧以後の回路に問題があると推定できる!
現場でCDIを途中まで分解し原因を突き止めようとしたが、精密ドライバーが無いと基板を取り出せない事が解り、これ以上の追求を断念した。
どちらにしても、半田ゴテも電子部品のスペアもない状況では、CDIを修復する事は不可能である。
この場でのRDの修復を諦め、帰宅する事を考える事にした。

販売所上の畑で作業している人がいる事は、この場所にRDを止めた時から気付いていたので
現在位置と1号線へ出るには、どちらへ進むと近道か?を聞いてみる事にした。
声を掛けると作業をやめて、下に降りて来てくれた。
片肺になり、この場でバイクを直していた事を説明した。
最初の内は、無愛想な感じで、猛暑の中作業の手を止める奴に良い気がしなかったのかもしれない?
なんて考えていたが、話をしていくと大変親切な人で、当初口頭で道を教えてくれていたのだが、私が良く解っていない様な顔をしていたのか?それを察してなのか?紙に書いた方が解りやすいだろうと、ちょっと離れた場所まで紙と筆記用具を取りに行ってくれた。
最後はバイクの話になり、気を使ってくれたのでは?と感じた。
地図を手に入れた私は、丁寧に礼を言いその場を後にした。

片肺のエンジンは、点火していない側のクランクを含めた重量物が慣性力を打ち消してしまう為、トルクが全く無く、スタートが非常に難しい!
よって、片肺で走行するにはポンピングロスを多少なりとも解消する必要がある。
左側のプラグを外し、その上に消音の為のウエスをシリンダーヘッドとタンクの間に突っ込んでおく。
こうしておくと、スタートが難しいのは変わらないが一旦走り始めてしまうと60キロぐらいは出るようになるのである。

地図を書いてもらった後走り出したが、1本目のY地路を左に曲がる箇所を見逃したようで、私は早くも訳が解からない状態になっていた。
道なりに進む!… 何かがおかしい?
突き当たりの交差点で停止すると、エンジンも停止…?
そこで何やら胸騒ぎが…?
道路脇の現場で作業中の兄ちゃんがこちらを見て騒いでいる??
横を見るとガソリンが駄々漏れになっていた(汗)
タンクを付けた後ガソリンホースをコックに繋げていなかったのだった…(苦笑)
エンジンが停止したのは単なるガス欠でした…

書いてもらった地図がよく解らなくなり、交差点で停止しいる私に声を掛けて来る者がいた!
軽トラに乗る職人風のオッちゃんだった!
ウインカーが出しっぱなしになってたから曲がると思って…と何だかんだと言っていたのだが
当の私は、道の事で頭がいっぱいで、そのオッちゃんの言う事は余り聞いておらず、
オッちゃんの話が途切れた所で、私はこの道が正しいのかをオッちゃんに聞いていたのだった(笑)
すると、オッちゃんは、それは全く逆方向だと教えてくれた!
早く答えが欲しかった私は道を戻る事にした…

その後、私は無事国道に出る事が出来、1号線をひたすら走り無事帰宅することが出来ました!

無事帰還出来たから言えるのだが
こう言うトラブルも、まあまあ楽しいと、感じてしまう
変な、O次郎なのであった(笑)
まあ、トラブルと言っても、整備ミスが原因の大半だったりしますが…

因みに、この日は体重が2キロ以上も減っていた…

これも、夏の良い思い出?(笑)

追記:この日のトラブル箇所はこれ以外に、タコメーターの表示が不正確になり、途中からスピードメーターが表示されなくなった等がある。
タコメーターは、何時ものケーブル抜けが原因では?と思ったが、確認するとメーター、エンジン側共にケーブルは抜けておらず、メーター本体の可能性が高いのかもしれないが、もう一度良く見てみようと思う。
スピードメーターの方は、リヤホイール側に設置したセンサーのコネクターが抜けていた為に表示されなくなっただけだった!
ネクターが抜けた原因については、センサー線を止めていたコードハンガーの両面テープが接着力低下により剥がれ、コードが垂れ下がった所に風圧等の負荷がかかった事でコネクターが抜けたと思われます。要言えば?コードハンガーを貼りつけた時もろくに脱脂すらしないで貼り付けたような記憶がある…剥がれて当然です!センサー線が垂れ下がっているのを発見した時はチェーンや路面に叩きつけられ、コネクター部は既に欠失している物と思ったが、オスメス共コネクターは無事で、差込むと元通り復活した。