AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

何故かブレーキレバーの遊びが増える?

先日のツーリングでの事だが
何故かブレーキレバーの遊びが増える症状が出ていた。
違う言い方をすれば、無効ストローク区間が増えていたと言う事になる・・
なので、ブレーキレバーを握りこんで行くと間違いなく油圧は掛かる状態で
制動力も問題なし?

 

通常ではあり得ないことなのだが実は心当たりが在った・・

 

イメージ 2通常ブレンボのラジアルマスターは矢印の箇所にエポキシ樹脂系の接着剤が付着してあり、ねじ状の内輪部分を固定している。
内輪部分は通常非分解状態で使用すると思われるのだが、以前、マスターのピストンを固定しているサークリップが何らかの拍子で外れ、全面にズレた事でピストンが前に出てしまい、レバーストロークが増えた状態になっていた。
状態を確認した所、エポキシの付着が剥がれ内輪が緩んだ事によりサークリップがズレていたことが判明した・・・

 

イメージ 1この時、剥がれて固定の意味をなしていないエポキシを撤去していた・・
(画像はエポキシがない状態)

 

この時はサークリップを固定しているねじ状内輪の部分を少々キツめに締め直す事で対処したのだが、改めて接着剤による固定までは行っていなかった・・
結局、その部分が都度ブレーキングを繰り返す中で振動が加わり再び緩んでしまったという事になる・・
想定内のトラブルと言って良い今回の事態なのである・・・(自業自得)

 

それにしてもレーシングパーツで耐久性等考慮されていないとはいえ
接着剤の固定にたよるのはどうなんだろう・・・
ここがよく緩むと言う話も余り無いようだが?
定期的に確認が必要な箇所と思った次第。

 

よって、次回はマスターのOHを行う予定。