AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

これで最期なのか?

前回、タイミングライト動画で確認の結果
ピックアップ基準160の時のローター角度がBTDC20になっておらず
約90度遅角したATDC70の状態で、ピックアップ基準70の状態のままであることを確認した。

 

問題は机上と機上での動作が何故異なるのか??
机上で改めてローターを回して、キックスタート時の回転を再現すると!?
タイミングローターの回転数が800回転未満の場合では
ピックアップ基準の機能が動作せず?点火時期はATDC70(90度の遅角状態)になる事が判明!これは全くの想定外・・・
800回転以上になるとピックアップ基準が動作してBTDC20に進角する。
                               
点火時期が90度の遅角もしくは進角の状態だと混合気への着火性は著しく低下しエンジンが掛からなかった・・・と言う事かと?
※ 注意:バージョン毎、各仕様によりSP-TDCの動作は異なると思われます?

エンジンが始動不良の原因まとめ。
①タイミングローターの取付角度を変えた事。
③キックスタートではピックアップローターは常時800回転未満であり
 ピックアップ基準は動作しない。

 

よって
エンジン始動時は、常時クランクが800回転未満である事を前提にして
当初の90度進角タイミングローターを使い、クランクを90度ずらせば
作業時IGコイルの配線を左右間違えなければエンジン始動出来る筈?・・

 

※90度進角Tローター変更後の作業手順メモ
①ローターTDCが左90度の位置である時は左側の点火とする。
②ローターが800回転以下の状態では点火時期が3~5度遅角した状態になる。
③キックスタート時は800回転未満の時、BTDC10~15で点火
④ピックアップ基準値は70で、エンジン始動後、微調整を行う。

 


ピックアップ基準値160の時の動画、800回転以上、未満の繰返し。