AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

レストアの日々 その1

あまり良く考えずに部品取り用の角タンクを手に入れた後、部品の互換性が無い事に違いに気付いた私でしたが
そもそも最終型のレストアするのに角タンクを落札している時点で、そうとう見通しが甘いです(笑)
当時、乗った事のあるRDは最終型だけだったので、角タンクがポイント点火と言う事も全く知りませんでした…

でも、買ってしまった物は仕方がありません。当時広告で見たストロボラインの角タンクには強い印象を持っていた事もあり
置き場所等に少々問題がありましたが、角タンクをレストアして、最終型と2台所有する事にしました。
こうして角タンクのレストア生活に突入です!
とりあえず、調子の良いノーマルRDにする事を目指します。

以前のオーナーは、入手後、登録する事も無く、手に負え無かったようで数年放置していたようです。
書類は通関証とドイツ表記の車検証?のような物が付いていました。

手元に届いた角タンクを早速チェックして行きます。
外装はタンクに大きな凹みも無く状態は良さそうに見えます。

ですが良く見ると、シートベースの後端が上方に折れ曲がったのを修正した形跡があり、両側の折り返し部分の鉄板が切れて一部が変形しています…
シート両サイドにあるモールも変形していて、シートに密着していません。
転倒でもしているのでしょうか?不安がよぎります…

サイドカバーを外すと電装に欠品がありました。
イメージ 1

レクチファイヤの上にある筈のレギュレーターとヒューズボックスがありません。
良く見ると、この電装が乗っているプレートも変形していましたので、真っ直ぐに直します。
配線のギボシやカプラー類が抜かれた状態のままになっています。
この辺は、配線図がないと、どうにもなりません。
サービスマニュアルは、当時と同じ物が、今でもヤマハ品番で入手出来る事をインターネットで調べが付いていましたので、既に入手済です。
それと、私の角タンクは欧州仕様(ドイツ仕様)なので、インターネットで海外のRDサイトを調べ、欧州仕様の配線図も入手しておきます。
大概の事は調べが付く本当に良い時代です。
因みに、サービスマニュアルは、バイク屋で注文するのが送料も掛からず良いのですが、稀に純正パーツを注文すると送料を取るバイク屋がいるので気を付けてください(笑)
まあ、バイク屋も事情があるので、仕方ない部分もあるんですけど…

ブレーキについては、当時のTZと同じ対向ピストン・キャリパーが付いていますが、これも固着していてオーバーホールが必要なようです。
(続く)