AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

セミトランジスタの製作 その1 (点火系の変更)

今回は、点火系についての話です。

この時はレストアが一通り終わり、RDは快調に走る事が出来るようになっていました。
普通に走るだけと言う意味なら申し分の無いレベルです。
ですが、私はプラグの焼けを見るに付け、左右の点火状態が同じで無い事が、気になって来ていました。

考えられる点検事項は?
キャブレターの同調、点火系ではプラグコードとプラグキャップ(劣化による内部抵抗値の確認)、ポイント接点の確認、ポイントギャップの調整と点火時期調整、コンデンサー容量の確認、イグニッションコイルの劣化(内部抵抗値の測定)
などを確認しました。
サービスマニュアルの規定値を満たす事が出来なかった箇所はイグニッションコイルで、2次側の抵抗値が高く、規定値を外れていました。
この事は、RD入手直後に点火系全ての規定値を調べていたので、以前から解っていた部分でした。

イグニッションコイルを交換すれば良いのですが、純正のイグニッションコイルは当然入手不可…
社外のリプレイス用イグニッションコイルを入手しようにも、以前記事にも書いたとおり、角タンクのイグニッションコイルは抵抗値が特殊なので、入手する事はほぼ絶望的です。
海外にはRDのリプレイスパーツを扱うショップが存在しますが、送料が高く付く為、選択肢に入りません。
私は次第に、オリジナルの点火システムを維持することに行き詰まりを感じていきました。

そこで私は、点火系全体を別の物に置き換えることで、この問題を解決しようと考えるようになります。
イメージ 1

RDサーバイブのなんでも辞典でRDのフルトランジスタ点火キット(ニュートロニック社)の存在を既に知っていた私は、この状況を変えるには、RDのフルトランジスタ化をしかないのでは?と考え始めていました。
ところが、風の便り?でニュートロニック社が倒産したのでは?と言う話があり、早速ニュートロニック社のホームページを確認すると、全て英文で何が書いてあるのか解らないのですが、何やら何時もと違う感じです…
やはり倒産なのか?
私の中で、RDフルトランジスタ化計画が崩れていくのでした…
(続く)


注:ニュートロニック社は、現在活動しているようです。そもそも私のは不確実情報ですので…