AIRCOOLED/RD

高回転は焼付きが怖いんだよね~

キャブ油面調整の続き

前回、オーバーフローと回転落ちの悪さは、油面が高い事が原因ではないか?と思いっていたキャブレターだが
先日、フロートレベルを調整しようと、キャブレターを分解し、左右のキャブレターを改めてよく見てみました。
すると、左右のフロートレベルが…
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こんなに違っていた(爆)
因みに、画像ではキャブレターを立てていますが、測定する時は、キャブレターを横にして測定します。
TMX30のフロートレベルは、合せ面からフロート金具部分上面までの寸法が12.9mmに合わせるのが規定値です。
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前回フロートの高さは、フロート金具部分上面で、規定値どうりの寸法に合わせていました。
ですが、左右のフロート高さを比較してみる事まではしなかったので、左右が違っている事には気付きませんでした(汗)
画面右側のTMX、実は中古で買った流用キャブで、手に入れた時からフロート高さが違っていたのだと思います。

それにしても、フロート金具上面で寸法を合わせるこの方法は、フロートピン中心からフロート先端までの稼動範囲を考えると
コンマ数ミリの違いでフロート先端の位置は、かなり違った高さになるはず?
やはり、油面はフロート上面で合わせる方法が、間違いなく正確に合わせられる。
もちろん、フロート部分上面の高さは、基準値が指定されていない為、高さの基準値は、新品のフロートを基準にするしかない事になりますが、中古で手に入れた物は、金具部分が修正されている可能性がある・・・

よって油面は、フロート部分上面で寸法を測定し、油面をその都度計測の上決定する事にする。

キャブレターを分解して、左右の油面が違う状態で走っていた事が解った事で
前回は、キャブレターの回転落ちが悪いのを油面が高い事が原因ではないかと考えていましたが
回転落ちが悪いのは、油面が低い事が原因である可能性の方が高くなってきように思う。
そもそも、油面が高い場合、濃くはなっても薄くはならないはず…

試しに、左右のフロートレベルを油面の低い方に合わせてテスト走行して見た…
すると、エンジンが冷えている間は特に高止まりが激しく、前回よりも症状が悪化!
暖気後は少しマシになる感じでした。

オーバーフローに関しては、前回、ガソリンスタンドで、ガソリンがダダ漏れになったりと、なにかと困っていた。
この時点では、オーバーフローの原因も油面の高い事が起因しているのでは?と思っていたが
良く考えてみると、現在のRDは足回りを変更後、車高が4センチ以上は上がっているので、サイドスタンドを立てると、以前とは違い、かなりバイクが傾いてしまう。
つまり、オーバーフローと回転落ちの悪さは直接関係がない。

今回、油面を下げて見た事で、サイドスタンドを立ててもオーバーフローはしなくなったが、油面を下げた事で、回転落ちは更に悪くなってしまいました。
次回は、油面は上げて見る予定ですが、車体が前項している事でオーバフローパイプ上面まで余裕が無い事には違いないので
その事も考慮して油面を決定しようと思う。

(追記)
合わせ面からフロート上面まで、3.0±0.25ぐらいか?(実測油面による寸法)
フロートの重量、浮力の確認。
ニードルバルブのスプリングテンションの低下